【映画の感想】ANA機内で観たインド映画「PADMAAVAT」が素晴らしかったよ

機内で観たインド映画「PADMAAVAT」が私的に大ヒットだったので、その感想。
ただし、現状日本では観る手立てが無さそうなのが辛い…。
※2019.03.05最下部に追記あり。映画館で上映されるかも!
※2019.05.21追記。いよいよ来月公開だよ!!
パドマーワト 女神の誕生

Padmaavat - Wikipedia

※2019.09.06追記
「パドマーワト」、映画館で観てきたよ!! 【映画の感想】「パドマーワト女神の誕生」を観てきたよ。圧倒的映像美を大画面で観られた事に感謝!

ANAの機内映画と相性が良くないらしく、イマイチ観たいものが無いことが多い。真剣に観る気が無く、飲み食いしながら軽く流したい時には、観たことのあるお気に入りの映画の中から比較的軽いもの(アニメやファンタジー)を流したいのだけど、私のお気に入りはANAの機内には大抵無い。
軽く流すなら、超絶美人のボリウッド女優が華やかな衣装でひたすら踊るインド映画もちょうど良かったりするんだけど、こちらもあまり選択肢がなかったりする。
1月にパリに行った際に、たまたまインド映画「PADMAAVAT」を見つけて、たまたま付けてみた。それ程まじめに観る気は無かったのに、観始めたらすっかり夢中になってしまった。

大まかなストーリーは、勢力を拡大する強大な帝国と、自分たちのプライドをかけて戦う小国との戦争もの。まず、こういう設定がものすごーく好みだ。300とか大好き。
ちなみにここでは、デリーを中心とするスルタン朝(ムスリムの帝国)と今のラジャスターンに位置するラージプートのチットール(ヒンドゥー教の王朝)との戦いだ。

更に、小国の王妃が絶世の美女で、噂を聞きつけたスルタンの所有欲に火を付ける設定。何番煎じだ(笑)物語の主人公はチットールの王女で絶世の美女のパドマーバティ。
こういうベタなストーリー大好き。トロイとか300とかレッドクリフが好きな人には刺さる映画だと思う。
ちなみに、一応史実に基づいてはいるけど、伝説とか脚色とかごちゃ混ぜっぽい。

何が素晴らしいって、とにかく映像美が凄い。主な話の舞台がチットールの宮殿なので、絶世の美女がラジャスターンの王族の衣装で出てくる。もうね、それだけで観る価値がある。インドの布ものが大好きだけど、中でもラジャスターンのゴージャスさは特別だと思う。
ちなみに王妃なので、もちろん衣装持ちだ。場面毎にアクセサリーもしっかり付けて、美しく完璧な出で立ちで出てくる。眼福。
パドマーバティの美貌とその衣装を眺めるだけで、観る価値のある映画だと思う。

チットールの宮殿の描写も、豪華で本当に美しい。大画面で観たかった。
ラジャスターンはジャイプールとジャイサルメールにしか行ったことが無いけれど、それらのお城よりもややこじんまりというか、開けていない印象だった。要塞都市で、一般市民も要塞の中に暮らしている設定なんだと思うんだけど、一般の民はほとんど描写されていなかったように思う。それともスパルタと同じで、男は戦士しかいないのか?

ストーリーも儚く美しいけれど、かなり古典的。インドの悪しき習慣とも取れる部分を、かなり美化したストーリーに仕立てている。嫌な人もいるかもしれないけれど、私はあくまでフィクションとして楽しめる。現代の話じゃ無いし。
※ここから先はネタバレあります。ただ、かなりベタなストーリーなので、ネタバレ見たからってどうって事は無いと思う。

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チットールは結局スルタン朝に戦では勝てないのだけど、スルタンの勝利かというと、そうでもない。スルタンの一番の望みであるパドマーバティは手に入らないから。パドマーバティは自身の尊厳を守る為、自ら火に身を投げてしまう。「ジョウハル」というらしい。
かつて、インドで、夫に先立たれた未亡人が夫の火葬中に火に身を投げる習慣があったのは、わりと有名な話だと思う。ジョウハルがそれと同じ意味合いなのかはわからないけれど、この映画でのジョウハルは、夫の後追いと言うよりは、「気高い女性が自らの意思で自身の尊厳を守る」という意味合いで描かれていたと思う。パドマーバティは最初から最後まで、とにかく「強く気高く美しい女性」として描かれていた。女神だった。
最後、火に向かって歩む彼女の横顔が、表情が、この上なく美しい。最後の最後、ちょっとだけ微笑むんだよね。それが美しい。もう語彙が足りない。とにかく美しい。

ところで、チットールの王にはパドマーバティが嫁いでくる以前から王女がいて、パドマーバティは第二夫人的な感じなんだけど、ここの描写はよくわからないなと思った。
第一夫人はややヒステリックで、正直見せ場も特に無いし、かといって悪役なわけでもない。王女はパドマーバティ1人でも良かった様に思ってしまう。王女がいるのにパドマーバティを口説く王は、日本人の価値観的にはやや不誠実に見えなくもないし。女神として描かれているパドマーバティと比べるとかなり人間的なので、対比する為に登場させたんだろうか?

最終的に誰も幸せにならないし、ちょっと重い雰囲気ではあるんだけど、とにかく美しいものを観たな、と満足感の高い映画だった。
DVDとか、動画配信サービスとかで見つけたら、是非情報をお寄せいただきたい…。

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そして、久しぶりにラジャスターンに行きたくなったよ。豪華な宮殿ホテルに泊まって、アノーキーやアムラパリでお買い物して…女子旅的な感じで行っても楽しいよね。物語の舞台のチットールにも行ってみたいし。
※写真はジャイプールの宮殿ホテル
旅行行きたいなぁ〜。

※2019.09.06追記
映画館の大画面で観た感想はこちら 【映画の感想】「パドマーワト女神の誕生」を観てきたよ。圧倒的映像美を大画面で観られた事に感謝!

※2019.03.05追記
2019年6月に上映予定!?との情報をお寄せいただいたよ!ありがたい!!あの映像美を大画面で堪能できるなんて!
【インド人に聞いてみた】インド映画はなぜ歌って踊る? 最新のオススメ作品は? : 映画ニュース - 映画.com

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